農泊拠点である上宮津地域は宮津市の最南端に位置し、１４の区から成る人口1,000人弱の小さな村です。
江戸時代、大名の参勤交代の主要ルートであり、現在では雪不足等で閉鎖されましたが、地域のシンボルであった大江山スキー場がにぎわっていた時代があり、宿場が多く存在していました。歴史的な遺跡も多くまた自然環境にも恵まれた地域です。

宮津市の玄関口であった為か、地域外の人や文化に対して寛容であると感じています。移住者の受け入れにも積極的で、地域づくり団体「上宮津地域会議」が中心となり、空き家情報や移住希望者のニーズを聞きとり、積極的に支援をしてきました。

それが成果として出始め、この５年で移住者は１７世帯４０名を超えました。

移住者の若者が地域初のカフェや観光客が体験をできる陶芸工房を開業、地域に根をはり、活動してくれています。

実はそんな私も４０年前に上宮津地域に移住をしました。

私のモットーは７０代は若者、金はなくても知恵をだす。

人任せではなく、自分たちで出来ることを少しづつ楽しく動く。人が動けば何でもできるをモットーにしています。

地域の宝である人や資源を地域の人たちで守っていきたいです。

近年、地域団体が受け入れ先となり、近年京都市内の大学と連携をして、地域を学んでいただく滞在プログラムも実施しています。

そこで課題となるのが、宿泊場所。地域に滞在して、人との交流やじっくり地域を学んでほしいという想いから、妻の実家を農家民宿として整備し、地域の農業等の仕事体験をサービスとして提供するために、地域第１号の民宿をスタートさせました。

目指すは1,000人の地域住民と楽しめる村。
地域には様々な手に職をもつ交流やお手伝いが大好きな人たちがたくさんいます。

皆さまにおもてなしをするなかで、ときには住民の皆さんとの懇親や意見交換をしていただき、新たな気づき、明日のお仕事の大きな力にしてほしいです。